新型インフルエンザが猛威をふるっています。流行がいつまで続くのか、不安な毎日を過ごしている方が多いと思います。もしもかかってしまったら、タミフル・リレンザに頼るしかないといわれている中で、たいへん注目されているのが漢方薬の「銀翹散(ぎんぎょうさん)」と「麻黄湯(まおうとう)」ですね!。
日本で漢方の風邪薬というと、まず思い浮かぶのが「葛根湯(かっこんとう)」や、「麻黄湯(まおうとう)」ではないでしょうか。実はこれらは、風邪の症状の中の2割程度にしか効果がありません。悪寒(ガタガタするさむけ)を感じる時には、効きますね。
中国の中医師(漢方医)が使う代表的な風邪薬は、「銀翹散(ぎんぎょうさん)」ですよ!。この中医薬の銀翹散は、特に、熱が上がり、関節痛やのどの痛みが出る、インフルエンザの治療薬としても注目されています。

インフルエンザウイルスの感染が原因で脳に障害が生じた病気です。
5歳以下の小さな子どもに多く、年間に数百人ほどがこの病気になります。
主な症状は、インフルエンザに特有の発熱・倦怠感・咽頭痛・鼻汁などに加えて、けいれんや意識障害があります。
診断のために、インフルエンザの迅速キットなどのウイルス検査や、頭部MRI検査、髄液検査、脳波検査などを行います。
治療には抗インフルエンザ薬を用いますが、脳症の治療としてステロイドパルス療法や免疫グロブリン大量療法を行う場合があります。
インフルエンザ脳症が心配な人や治療したい人は、小児科・内科・神経内科・感染症内科を受診してください。
次の漢方薬が、インフルエンザ・漢方処方・に対してよく効く可能性が高いです。
体力があり、悪寒や咳そうがつよく、汗が出ない方。発汗や胃に障りがあれば中止。| 商品番号 | 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|---|
| k0641 | 2.5g×42包(2週間分) | 3,619円(税込) | ||
| k0769 | 2.5g×189包(63日分) | 14,509円(税込) |
| 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|
| 2.5g×42包(2週間分) | 3,619円(税込) | ||
| 2.5g×189包(63日分) | 14,509円(税込) |
疏散風熱・清熱解毒| 商品番号 | 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|---|
| k1181 | 2.5g×15包(スティックタイプ)(5日分) | 2,640円(税込) |
| 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|
| 2.5g×15包(スティックタイプ)(5日分) | 2,640円(税込) |
腹痛・はきけのある方に。発熱して汗がでる方。| 商品番号 | 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|---|
| k0625 | 2.5g×42包(2週間分) | 7,918円(税込) | ||
| k0753 | 2.5g×189包(63日分) | 30,778円(税込) |
| 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|
| 2.5g×42包(2週間分) | 7,918円(税込) | ||
| 2.5g×189包(63日分) | 30,778円(税込) |
回復期で、咳や痰がひどい方。| 商品番号 | 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|---|
| k0702 | 2.5g×42包(2週間分) | 8,511円(税込) | ||
| k0830 | 2.5g×189包(63日分) | 34,263円(税込) |
| 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|
| 2.5g×42包(2週間分) | 8,511円(税込) | ||
| 2.5g×189包(63日分) | 34,263円(税込) |
身体が衰えて、インフルエンザ初期の方に用います。| 商品番号 | 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|---|
| k0657 | 2.5g×42包(2週間分) | 3,298円(税込) | ||
| k0785 | 2.5g×189包(63日分) | 12,098円(税込) |
| 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|
| 2.5g×42包(2週間分) | 3,298円(税込) | ||
| 2.5g×189包(63日分) | 12,098円(税込) |
のどが痛い(強痛)場合| 商品番号 | 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|---|
| k0744 | 42包(2週間分) | 3,058円(税込) | ||
| k0872 | 189包(63日分) | 12,044円(税込) |
| 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|
| 42包(2週間分) | 3,058円(税込) | ||
| 189包(63日分) | 12,044円(税込) |
発汗し喘息の場合| 商品番号 | 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|---|
| k0666 | 2.5g×42包(2週間分) | 3,608円(税込) | ||
| k0794 | 2.5g×189包(63日分) | 13,229円(税込) |
| 規 格 | 税込価格 | 数 量 | この商品を買う↓ |
|---|---|---|---|
| 2.5g×42包(2週間分) | 3,608円(税込) | ||
| 2.5g×189包(63日分) | 13,229円(税込) |
インフルエンザウイルス感染抑制のメカニズムと麻黄湯の作用
インフルエンザウイルス感染のプロセスは、ウイルスの細胞膜への吸着(細胞膜上のレセプター[シアル酸]の認識と結合)によって始まる。
吸着後、ウイルスは細胞内に侵入してのエンドソームと呼ばれる小胞に入り、小胞内の弱酸性環境下で膜融合活性を示し、エンドソーム膜とウイルス膜が融合する。
ウイルス内部のウイルスゲノム(遺伝子複合体[一RNA])が細胞質内へと放出され(脱殻)、核内に移行し、遺伝子の複製を開始する(複製)。mRNAの合成(転写)から、ウイルスの膜蛋白質(M1)や膜糖蛋白質(HA、NA)、核蛋白などの合成が行なわれ(蛋白合成)、種々のウイルス構成要素が集まり子孫ウイルスが出芽という形式で細胞外へ放出され、次の細胞へと感染する(放出と遊離)。
この一連のプロセスのどの部分を抑制してもウイルスの抑制は可能である。
麻黄湯(杏仁、麻黄、桂皮、甘草)は、その種々の作用により症状を軽減し回復を早めていると考えられるが、抗ウイルス作用も考えられている。
構成生薬の麻黄による「脱殻」の抑制 1)、桂皮による「膜蛋白合成」抑制の可能性 2)が報告されている。
また、麻黄、桂皮に含まれるシンナミル化合物がIL-1αの過剰産生をおさえてウイルスの増殖を抑制するという報告もある。
ノイラミニダーゼ阻害薬とのメカニズムの違いから、麻黄湯併用によるウイルス抑制効果の増強もあるかもしれない。
麻黄湯・解説
1)Mantani N, et al. Antiviral Res. 1999,44,p.193-200.
2)Hayashi K,et al. Antiviral Res. 2007,74,p.1-8.
502(44) Science of Kampo Medicine 漢方医学Vo1. 33 No.4 2009

外邪中医学では、正気と邪(じゃ)の力関係によって病気が起こると考えられています。
正気とは、生命力、抵抗力、免疫力など、からだを健康に保とうとする力のことです。邪は健康を乱そうとするもので、邪の力が正気よりも強くなった時に発病するのです。
邪の種類には、風(ふう)、寒(かん)、熱(火)(ねつ(か))、暑(しょ)、湿(しつ)、躁(そう)などがあります。これを「外感病邪(外界から人体を襲う病邪)」または六淫(ろくいん)といいます。六淫(ろくいん)とは、人体を障害する6種類の外邪(がいじゃ)の総称です。
風寒・風熱風によって寒が運ばれ、発症するのは「風寒感冒」」(青い風邪)です。寒気がして、熱が出て、鼻水が出るのが主な症状です。熱が主症状の場合は「風熱感冒」(赤い風邪)といい、体が熱くなって、口の渇きを伴うのどの痛みや頭痛、せきが出るなどの症状がみられます。
運ばれる邪によって風邪(カゼ)の症状も異なり、ひき始めの症状によって、大きく「風寒」と「風熱」の2つのタイプに分けられるというのが中医学の考え方です。

中医学では、症状に合った薬を使います。葛根湯や麻黄湯は「風寒感冒」(青い風邪)に、銀翹散は、「風熱感冒」(赤い風邪)に効果がある代表的な生薬です。
38℃以上の発熱、全身の関節が痛くなり、せきが出て、のどが痛い、急性呼吸器症状を伴うインフルエンザは「風熱感冒」。中国では、インフルエンザの治療薬として、主に銀翹散が使われているそうです。
上海黄浦区豫園(湖心亭と九曲橋)「銀翹散」が作られたのは、中医学がもっとも発達発展した17世紀の清の時代です。
そのころの日本は江戸時代でしたので、鎖国をしていたために、温病理論(おんびょうりろん)に関して書かれた温病条弁(おんびょうじょうべん)の中にある「銀翹散」の情報が伝わってこなかったといわれています。
日本では、そのずっと以前の漢の時代に著された医学書「傷寒論」を基に作られた「葛根湯」が、風邪薬として定着したというわけです。
漢方の歴史へ
ここ数年来の、鳥インフルエンザ(H5N1)やSARS(重症急性呼吸器症候群)、新型インフルエンザ(H1N1)の流行で、「銀翹散」の効力が注目されるようになってきました。
2009年の日本化学療法学会や日本東洋医学会、和漢医薬学術大会などでも、「銀翹散」の抗炎症作用、抗ウイルス作用、インフルエンザウイルス感染症における解熱作用などについての研究発表が行われています。
新型インフルエンザが疑われたとき、日本の医療機関では、抗ウイルス薬のタミフル、もしくはリレンザが処方されています。医師によってはさらに抗生剤、抗菌剤、解熱剤等を追加する処方が多くなります。
早めのタミフル服用は、特に新型インフルエンザの重症化を防ぐうえで、効果があるのは確かです。統合医療的な立場でいえば、インフルエンザの治療には、タミフルでウイルスの増殖を止め、漢方の「銀翹散」などの風熱薬を組み合わせて使うのが一番効果的ではないかと思います。
残念ながら日本では、「銀翹散」は保険薬ではないので、市販薬を使うしかないのが現状です。とはいえ、医師や薬剤師と相談のうえ、使用することが原則です。
周辺で新型インフルエンザが流行しているときに、発熱など、インフルエンザ様の症状に見舞われたら、2~3日間「銀翹散」を使用して、自然に熱を冷まします。
その後は柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)(寒熱往来証)、桂麻各半湯(けいまかくはんとう)(風寒証)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)(気虚証)などに切り替えるのが、漢方薬での治療のポイントです。