関節痛や神経痛などの悩みを抱えていると、日頃の家事も辛くなり、外出にも消極的になってしまいます。

毎日を明るく元気に過ごすためにも、痛みの症状はなるべくやわらげたいものですね!。

はっきりした痛みではなくても、指がこわばる、膝の曲げ伸ばしがつらい、といった関節の不調を感じた5、早い段階で改善するよう心がけましょう。


概 要

肝・腎の不調が原因

膝のつらい痛み

「肝」は血の貯蔵庫。全身に血を巡らせることで「筋(筋肉と骨についている腱、じん帯など)」に栄養素や潤し、を届け、関節や筋肉のスムーズな動きをサポートしています。

また、生命活動の源となる「腎」は、「骨」の成長や発育に深い関わりがあります。

そのため、加齢や疲労などが原因で肝・腎の働きが低下すると、関節が動きにくくなる、骨の老化、腰に負担がかかる、といった足腰の不調につながります。

痛みが慢性化してし、る場合は、痛みを改善しながら肝・腎の機能を高め、筋や骨を健やかに保つことが大切です。

痛みの予防や老化症状の改善にもつながるので、日頃から肝・腎を積極的に養生するよう心がけましょう。


主症状

慢性化した足腰の痛み`しびれ、スムーズに歩けない、関節が動きにくい、関節の変形、足腰がだるい、老化症状(夜間の頻尿、めまい、耳鳴り、物忘れ、脱毛、白髪)、手足の冷え、舌の色が淡い。


治 療

ひざの痛みを引き起こす変形性膝関節症の原因・症状とひざをいたわる生活の送り方

変形性膝関節症とは?

ひざの関節は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の接する部分。

それぞれの骨の先端は関節軟骨という軟らかい組織で覆われ、骨が受ける衝撃を吸収したり、ひざの動きを滑らかにする役割をしています。

また、2つの骨のすき間にある半月板も衝撃を和らげるクッションの役割をしています。

変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)は、半月板に亀裂が生じたり、関節軟骨がすり減って炎症を起こす病気です。

年齢を重ね、長年のひざへの負担が大きくなることで発症しやすくなります。

変形性膝関節症の症状

通常、変形性膝関節症は、関節軟骨や半月板への小さな傷から始まり、何年もかけて徐々に進行します。 進行度合いは前期、初期、進行期、末期の4段階に分類され、次のような症状が起こります。

①痛み 軟骨がすり減っても、軟骨自体には神経がないため、痛みは生じないが、軟骨がなくなり、骨が露出すると骨の神経を刺激し痛くなる。

②曲がらない・伸びない 関節軟骨や半月板がすり減ると、ひざがこわばり、スムーズに動かなくなる。症状の進行に伴い、ひざの可動域が狭くなる。

③水がたまる 関節内は滑膜(関節を包む膜)から分泌される関節液で満たされ、ひざの動きをスムーズにしたり関節軟骨に栄養を与えたりする。滑膜に炎症が起こると関節液が過剰に分泌され水がたまる。

④早めに気づくためのポイント ひざの痛みを「年のせいだから」とあきらめている人もいますが、一度すり減った関節軟骨は元に戻りにくいため、放っておくと徐々に悪化します。快適な毎日を送るためにはなるべく早い時期に治療をはじめることが大切です。次の項目にあてはまる場合は、変形性膝関節症が疑われます。

<チェックリスト>

□ つまずきやすい

□ 正座ができない

□ 動き始めにひざが痛み、しばらく歩くと痛みがなくなる

□ ひざを曲げ伸ばしするとき、きしむ音がする

□ ひざを曲げたときに違和感やひっかかる感じがする

□ 座って足を伸ばそうとするとひざの裏側が床につかない(真っすぐ伸びない)

□ 座って足を伸ばすと伸び方に左右の差がある

□ ひざのお皿の横のくぼみがなくなる

コンドロイチン・グルコサミンって何?

コンドロイチン ひざの関節軟骨は3~5mmの厚さで、網目状のコラーゲン組織にプロテオグリカンという物質や軟骨細胞が絡みついてできています。

プロテオグリカンの合成の際、その材料となるのがコンドロイチンです。コンドロイチンは体内で生成されますが、加齢に伴って減少していきます。

コンドロイチンは、すり減った軟骨に水分を引き寄せて保水性、弾力性を与え、傷ついた軟骨を修復し再生させる効果があります。

また、グルコサミンは、関節部分の細胞の新陳代謝を活発にし、軟骨のクッションに当たる部分を修復する働きがあり、軟骨の摩擦を抑制し、傷ついた軟骨を修復し再生を促す効果があります。

歩行の際の膝の痛みやだるさも緩和し、スムーズに歩けるよう関節の動きをサポートします。

ひざをいたわる生活を送る

変形性膝関節症は生活習慣を見直すことによって悪化を防ぎ、痛みを和らげることができる病気です。

まず、ひざに大きな負担となる肥満を解消しましょう。

無理な食事制限をするのではなく、暴飲暴食や偏食を避け、栄養バランスのよい食事を心がけます。

筋肉や骨をつくるタンパク質やカルシウムは不足しないよう注意してください。

また、ひざを大きく曲げると負担がかかりますから、正座や和式トイレなどはなるべく避けましょう。

ひざが冷えると症状が悪化するので、クーラーの風などで冷やさないように。

ひざを温めて血行を促進するためには入浴や温シップなどが有効です。

また、ひざの痛みを和らげるポイントは次の通りですね!。

①アイシング
ビニール袋に氷と水を入れ、タオルなどでくるんで当て、ひざの内側まで冷やして炎症を抑えます。1回10~15分冷やし、5~10分休んでから数回繰り返しましょう。

②市販の湿布薬を利用
湿布薬には温感タイプと冷感タイプがあります。急性の痛みや炎症が起きている場合は、冷感タイプを使い患部を冷やします。症状が落ち着いてきたら、温感タイプを使用し患部の血行を促進するとよいでしょう。

つえを使う
ひざの負担を軽減します。痛みが和らいだ後は自然に杖を使わずに済むようになります。

④サポーターの着用
太ももの筋肉が弱くなってひざが安定しないときに有効です。軽い圧迫でひざにかかる負担を減らします。

まとめ

①変形性質関節症は、加齢などによってひざの関節軟骨がすり減ることによって起こります。

ひざをいたわる生活を送るとともに、コンドロイチンやグルコサミンなどを利用することで発症を予防したり、症状の悪化を防いだりすることができます。

③また、炎症が起きている場合は、冷感タイプの湿布薬を利用し患部を冷やし、症状が落ち着いたら温感タイプの湿布を利用し血行を促進するとよいでしょう。

ひざの痛みを年のせいだからとあきらめず、早い時期から治療を始めることが大切ですね!。


使用漢方薬

次の漢方薬が、変形性膝関節症・関節や骨の痛み・に対してよく効く可能性が高いです。

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処方名:独活寄生湯

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カラタを動かして元気な足腰をつくる

元気 加齢とともに衰える足腰を元気に保つためには、普段から積極的に身体を動かすことが大切です。

また、体力が落ちると「冷え」や「湿気」の影響を受けやすくなってしまうので、基本的な体力をつけるよう心がけましょう。

暮らしのポイント

入浴 ●栄養をしっかり摂って、邪気に負けない体力づくりを。

●毎日の散歩とストレッチを心がけ、足腰を強く。

●冷える場所、湿気の多い場所はなるべく避けて。

●毎日の入浴で、しっかり身体を温めて血行を改善。


食 養

食養変形性膝関節症-関節や骨の痛み-対応の方は、次の食材を積極的にお召し上がりください。

肉 果物 野菜 温野菜 魚

肝と腎を補う温性の食材を

●黒豆
●松の実
●くるみ
●ごま
●大豆製品
●山芋
●にら
●豚足
●鶏がら
●手羽
●えび
●豚まめ(豚の腎臓)
●テールスープ
●杜仲茶


ツボ(経穴)

ツボ 承山・陽陵泉・足三里

承山 陽陵泉 足三里

備 考

変形性膝関節症の中医学処方

変形性膝関節症の疾患症状

膝の疾患症状

変形性膝関節症は、膝関節のクッションの役割を果たしている関節軟骨がすり減り、関節内に炎症が起きたり膝関節が変形したりする疾患です。

男性より女性に多く見られ、高齢になるほど罹患率が高くなり、80代では女性の8割、男性の5割に発病するといわれています。

よく見られるのは歩行時、特に歩き始めや立ち上がったときなど動作開始時の痛み、正座をしたときや階段昇降時などの膝の痛み、関節の腫れなどあります。

また、外反母趾や巻き爪が起こりやすくなります。適切な治療や予防を怠ると、関節や骨の変形が進み、治療が難しくなります。

原因としては、運動不足などによる筋力の低下や、習慣的な長時間の立ち仕事、体重の増加による膝への負担の増加、O(オー)脚(内反膝:ないはんしつ)などがあります。

また、猫背、いつも脚を組む、横座りなどの悪い姿勢でいると、骨盤や膝関節がゆがみやすくなります。

さらに加齢に伴い、膝の関節が脆弱になり、周囲の筋肉が衰え、膝関節や骨盤への負担が増すと、膝関節や骨盤がゆがみやすくなり、変形性膝関節症が引き起こされやすくなります。

偏った食生活でビタミンDの摂取量が不足しても骨が曲がりやすくなります。


変形性膝関節症の治療法

変形性膝関節症の治療法

治療法には、痛みを抑える対症療法や、筋肉や関節可動域を改善する運動器リハビリテーション、さらに変形性膝関節症になりやすい体質そのものや痛みの根本原因を改善していく原因療法などがあります。

西洋医学では、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)などの経口薬や外用薬(湿布薬)、ヒアルロン酸の注射などによる対症療法が行われます。

改善されない場合は手術が検討されます。


変形性膝関節症の中医学

変形性膝関節症の中医学

漢方では、痛みは気・血・津液など人体の構成成分の「流れ」や「量」と深い関係にあると捉えています。

気は生命エネルギーに近い概念、血は全身を滋養する血液や栄養、津液は体内の水液を指します。

流れには、中医学に「不通則痛ふつうそくつう」という言葉があります。

通じざれば、すなわち痛む」と読みます。

体内での気・血・津液の流れがスムーズでないと痛みが生じる、という意味です。

量については、「不栄則痛ふえいそくつう」という原則があります。

栄えざれば、すなわち痛む」と読みます。人体にとって必要な気・血・津液が不足すると痛みが生じる、ということです。

エネルギーや栄養、潤いが十分供給されないとその部分が正常に機能できず、痛みが生じます。

痺証 そして関節や筋肉にしびれや痛み、運動障害などが生じる証を、痺証ひしょうと呼んでいます。

人体にくまなく分布している経絡けいらくが病邪によって塞がれて閉じ、気・血・津液の流れが妨げられると、筋肉や関節に疼痛やしびれが表れます。

変形性膝関節症は、痺証ひしょうの1つです。

痺証ひしょうは気・血・津液の流れの停滞による証ですが(不通則痛)、土台基礎には気・血・津液が不足して経絡が空虚になっている状態があります(不栄則痛)。

従って漢方では、気・血・津液の流れを調え、病邪を除去し、痺証ひしょうを治療することにより、変形性膝関節症の治療を進めます。

膝が重だるく、痛みやしびれがいつも同じ部位(固定性)で生じているようなら、「着痺ちゃくひ」証です。

湿邪による痺証 湿邪による痺証です。湿邪が重く停滞し、湿邪の特徴である固定性の重だるい痛みやしびれが生じます。

関節に水がたまることもあります。朝起きたときなど動き始めるときに痛むのも特徴です。

着痺のことを湿痺(しっぴ)ともいいます。湿邪を除去する漢方薬で、変形性膝関節症を治します。

強い固定性の痛みがあり、特に冷えた環境などで痛みが悪化するなら、「痛痺つうひ」証です。寒邪が侵入することにより生じる痺証ひしょうです。

寒邪による痺証 寒邪は気血を凝滞させやすいため、固定性の激しい疼痛が生じます。痛みは、冷えると強くなり、温めると楽になります!(これらは寒邪の特徴です)。

痛痺のことを寒痺かんぴとも呼びます。寒邪を除去する漢方薬で、変形性膝関節症の治療を進めます。

熱邪による痺証 患部に熱感、発赤、腫脹などがあるようなら、「熱痺ねっぴ」証です。熱邪による痺証です。熱邪が強いため、発赤や熱感などの熱証が表れます。

症状は冷やすと軽減します(これらは熱邪の特徴です)。熱邪を除去する漢方薬で、変形性膝関節症を治療します。

痛みがあちこちに移動しやすい場合(遊走性)は、「行痺こうひ」証です。風邪ふうじゃによる痺証ひしょうです。

風邪が経絡を侵すため、関節の疼痛、しびれ、運動障害などの症状は多発性で、その部位は遊走し、固定化しません。

風邪による痺証 これらは風邪の特徴です。行痺のことを風痺ふうひとも呼びます。風邪を除去する漢方薬で、変形性膝関節症の治療を進めます。

加齢に伴い生じた膝の痛みなら、「腎陽虚じんようきょ」証です。腎の陽気が不足している体質です。

臓腑 腎は五臓の1つで、人の成長・発育・生殖をつかさどる臓腑です。また「骨をつかさどる」臓腑として、骨の形成をつかさどる機能もあります。

したがって腎陽が衰えると、骨や関節に異常が生じやすくなります。腎陽を補う漢方薬で、変形性膝関節症の治療を進めます。

しびれ感が強いようなら、「血虚けっきょ」証です。血は人体の構成成分の1つで、血液や、血液循環、血液が担う滋養作用という意味があります。

この血の滋養作用が低下している状態が、血虚です。血の不足により組織が十分に滋養されないと、その部分が正常に機能できず、痛みやしびれが生じます。

血を補う漢方薬で、変形性膝関節症を治療します。


変形性膝関節症対応への日常生活

変形性膝関節症の日常生活

日常生活では、体重が増え過ぎると膝への負担が大きくなるので、体重増加に気をつけましょう。

スクワット 筋肉が少ないと関節への負担が増えるので、スクワットなど下半身の筋力トレーニングも役立ちます。膝の可動域を維持するためストレッチも効果的です。

デスクワークが続くと猫背になりやすいので、1時間に1度程度は立ち上がり、少し歩きましょう。

ビタミンD 食べ物では、ビタミンDが不足すると骨が曲がりやすくなるので、ビタミンDを多く含む魚類や乳製品をとりましょう。日光を浴びないのも骨が弱くなる原因です。

関節や骨が変形してしまうと治療が難しいので、早いうちから予防しておきましょう。